オイルフィルターとは、エンジンオイルをきれいにするためのろ過装置のことです。

　エンジン内で潤滑しているオイル中にはカーボン（すす）やスラッジ(堆積物）、摩耗したエンジンの金属粉などが発生するため、これをろ過してきれいなオイルをエンジンに供給する役割を果たしています。

　エンジンオイルのみならず、オイルフィルターも定期的に交換する必要があります。

 

オイルフィルターを交換しないとどうなるか？

　エンジンオイルの交換だけおこなってオイルフィルターを交換しない場合、オイルフィルタ内には0.5リットル程度の古いオイルが残ってしまう為、新しいオイルに交換してもその効果は幾分減ってしまいます。

　また、フィルタを交換せずに使い続けると、フィルターが目詰まりして、ろ過機能が低下するため、汚れたオイルがエンジン各部に送られ、エンジン各部の摩耗が進みます。

 

オイルフィルターの交換時期

　エンジンオイルと同時に交換するのが理想的ですが、最近のオイルフィルターは急激に機能が低下することがないため、少なくともエンジンオイル交換2回に1回交換するのが目安です。

　ただし、クルマの使用状況などによってもオイルフィルターの劣化状況は変わってくるため、1年に1回しかエンジンオイルを交換しないような人は、それに合わせて毎回オイルフィルターも交換するのがいいでしょう。