まずリザーブタンク内の古いフルードを抜き取ります。そして新しいブレーキフルードをリザーブタンクいっぱいに満たして蓋を軽く閉めておきます。
次にエア抜きをおこないます。基本的には2人1組でおこないます。1人はブレーキペダルを踏む係で、もう1人はブリーダバルブを開け閉めする係です。
ブレーキ担当はエアをブリーダバルブの方へ押し出すようにペダルを10回ほど強く踏んで、10回目に圧力を掛けた状態(踏んだまま)にし、このときバルブ担当がバルブを緩めてエアを出します。
エアと一緒に当然ブレーキオイルが排出されます。これをエアが出なくなるまで繰り返します。1輪につき3〜5回もやれば大丈夫です。最後に忘れずにブリーダーボルトを確実に締め付けます。
基本的には上記のような作業をおこなうだけですので、手伝ってくれる人がひとりいれば自分でもできますが、ジャッキアップをしてタイヤを4輪ともはずさなければなりませんし、慣れないと時間もかかりますので、自信のないひとはプロにお願いするのがいいでしょう。
ブレーキオイル交換はディーラーやカー用品店以外にも、ガソリンスタンドや個人のショップなどでもやってくれます。料金はブレーキオイルの値段と工賃合わせてだいたい5000円前後といったところです。