自動車保険を選ぶときに、「共済」を選択肢の中に入れる人もいるかと思います。自動車保険をはじめとして、「保険」は「保険業法」という法律に基づいて許可された保険会社が不特定多数の人を対象に取り扱っているのに対して、共済は原則として、特定の地域・職業などの人たちが出資金を出し合って運営している団体の人たちを対象に、相互扶助を目的として設立されました。
このため、共済では「自動車保険」ではなく「自動車共済」「マイカー共済」などという名称になっています。共済には、農林協同組合が運営するJA共済、生活協同組合を基礎とする全労済・県民共済・コープ共済などさまざまな共済組織があります。
自動車共済は、相互扶助が目的ですから、代理店やディーラーよりも割安に加入できたり、共済組合員でなくても加入できるところもあったりして、ダイレクトタイプの保険会社とともに、関心を持つ人が増えています。
注意点としては、共済組織なので、経営が破綻しても契約者の保護がなされない場合もあり得ることや、保険としての規制がされないために、不適切な募集販売には気を付けましょう。
参考サイト : 全国自動車共済協同組合連合会