まず、カーワックスをかける前に、気をつけることは天候や場所です。曇りの日、そうでないときは朝方や夕方を選んで、直射日光の当たらない場所を選んでください。ムラ塗りの原因になります。
また風のない日を選んで、洗車直後に舞ってくる塵・ホコリを防ぐようにします。
汚れをしっかり落として、汚れの上からワックスをかけてしまわないようにしましょう。
ウォッシャーノズルやゴムの黒い部分などにマスキング処理をしておきましょう。ワックスがかかるととれにくくなります。マスキングには、専用のテープがあります。はがす時がとても楽なので、できれば購入してください。
ワックスも洗車と同様、上から下へが基本です。ルーフ(天井)からかけ始めましょう。
拭き取る時、ワックスの粉が下のパネルに付着せずにすみます。
具体的な順序としては、ルーフ、各ピラー等、ボンネット、トランク又はハッチバック、クォーターパネル・フェンダー、各ドアパネル、バンパーです。多少前後しても上から下へを忘れずに行ってください。
専用のスポンジに、ワックスを適量とり、まず横方向に軽く塗り伸ばしたら、縦方向にそろえて薄めに塗りこんでいきます。つい円形を描きたくなりますが、ストップ。光との関係で余計目立ちますので、真っ直ぐ縦方向で塗ってください。
また、大量に塗れば良いわけでもありません。薄く確実に一定方向に塗りこむ手順がベスト。拭き取りも楽になります。
ドライ状態でのワックスコーティングなら、ポリッシャーによるワックスがけが可能です。
仕上げ用ウレタンバフにワックスを適量つけてボディーに軽く塗り伸ばしてからポリッシャーのスイッチを入れ塗りこみます(つけすぎに注意)。
手でかけるのと同様に横方向に手早く一回、縦方向に仕上げ塗り込みを行うとより効果的にワックスがけが行えます。
拭き取り作業は、パーツごとに細かく拭き取ることをおすすめします。完全に乾燥する前に拭き取っていきす。
塗りっぱなしにすると、塗りムラやしみなどの原因となりますので、初めはパネルカーワックスを塗り終わったら、専用クロスで拭き取るように。
マスキングを外し、拭き取り残しがないか確認します。
このように、磨き工程などから本格的に作業するとなると、かなりの重労働になることが予想されますので、バフ研磨とワックスがけをセットにして、部分がけを2〜3回に分けることをおすすめします。
たとえば、洗車と同時にワックスがけを行う時に、今日はボンネットとルーフを下地処理からワックスまでを
する。次回洗車時にはドアパネル、その次はバンパーと言うように数回に分けて労力を軽くすることです。
一度バフ研磨による車磨きで下地を作ってワックスがけをすれば、後の手入れが楽になります。